教育費ガイド

0歳から始める教育費積み立て:18年間でいくら貯まる?【利回り別試算】

更新日:2026-05-04 / 全学年 / 教育費積み立て

結論:0歳スタートが最も有利——18年間・月2万円で国公立大学4年分が準備できる

教育費積み立ては早く始めるほど有利です。同じ目標額でも、0歳スタートと5歳スタートでは月々の積立負担が大きく変わります。

月2万円・0歳スタート・年利5%で運用した場合、18年後の評価額は約742万円になります。これは私立文系大学の4年間学費(授業料のみ約330万円)に仕送りを加えた費用を十分カバーできる金額です。

この記事では0歳からの積み立てシミュレーションを利回り別・積立額別に整理し、具体的な始め方を解説します。


大学進学にかかる費用の目標設定

積み立て計画を立てる前に、「いくら必要か」を明確にします。

大学進学時の必要資金(概算)

進学先 入学初年度 在学4年間(授業料のみ) 仕送り4年間(月10万) 総計
国立大学・自宅通学 約82万円 約214万円 約296万円
私立文系・自宅通学 約147万円 約330万円 約477万円
私立文系・一人暮らし 約147万円 約330万円 約480万円 約957万円
私立理系・一人暮らし 約180万円 約456万円 約480万円 約1,116万円

出典:文部科学省「私立大学等の令和5年度入学者に係る学生納付金等調査」


0歳スタート・利回り別の積立シミュレーション

目標額300万円(国公立・自宅通学)の月積立額

年利 月積立額 18年間の元本 18年後の評価額
0%(預金) 13,900円 約300万円 約300万円
2% 11,200円 約242万円 約300万円
3% 10,100円 約218万円 約300万円
5% 7,700円 約166万円 約300万円

目標額500万円(私立文系・自宅通学)の月積立額

年利 月積立額 18年間の元本 18年後の評価額
0%(預金) 23,100円 約500万円 約500万円
2% 18,600円 約402万円 約500万円
3% 16,800円 約363万円 約500万円
5% 12,900円 約279万円 約500万円

目標額800万円(私立文系+仕送り4年)の月積立額

年利 月積立額 18年間の元本 18年後の評価額
0%(預金) 37,000円 約800万円 約800万円
3% 26,900円 約581万円 約800万円
5% 20,600円 約446万円 約800万円

積立額別・18年間の評価額早見表

月2万円を0歳から18年間積み立てた場合:

年利 18年後の評価額 内訳(元本/運用益)
0% 432万円 432万円 / 0万円
2% 538万円 432万円 / 106万円
3% 596万円 432万円 / 164万円
5% 742万円 432万円 / 310万円
7% 934万円 432万円 / 502万円

月3万円を0歳から18年間積み立てた場合:

年利 18年後の評価額 内訳(元本/運用益)
0% 648万円 648万円 / 0万円
3% 894万円 648万円 / 246万円
5% 1,113万円 648万円 / 465万円

スタートが遅れると月負担はどう増えるか

目標額500万円を目指す場合(年利3%想定):

積み立て開始年齢 大学入学まで 月積立額 総積立元本
0歳 18年 16,800円 約363万円
3歳 15年 20,900円 約376万円
6歳 12年 27,000円 約389万円
9歳 9年 38,000円 約410万円
12歳 6年 59,000円 約425万円

0歳と12歳スタートでは月約4万2,000円の差があります。早く始めることがいかに重要かがわかります。


児童手当を全額積み立てた場合

2024年10月〜の拡充後の児童手当(第1・2子)を全額積み立てた場合:

積み立て期間 積立総額(元本のみ)
0〜18歳まで 約198万円
年利3%運用した場合 約265万円
年利5%運用した場合 約315万円

児童手当を全額運用しても500万円には届かないため、月1〜2万円の上乗せを続けることが現実的な戦略です。


0歳から始める積み立て口座の選び方

つみたて投資枠(NISA)

  • 年120万円まで積立可能(月10万円)
  • 運用益が非課税
  • いつでも換金できる
  • 主要なインデックスファンド(eMAXIS Slim全世界株式など)に対応

学資保険

  • 返戻率105〜108%で元本確保
  • 親の万一時に払込免除
  • 途中解約で元本割れ

組み合わせ戦略(推奨)

学資保険(最低限の確定枠)+ NISA(上乗せ運用) が多くの家庭でバランスが良い選択です。


よくある Q&A

Q. 0歳のうちから始めても、途中で使いたくなったら解約できる?

A. NISAは途中換金が自由です。学資保険は途中解約で元本割れします。「絶対に使わない資金」として学資保険、「万一引き出せる資金」としてNISAと使い分けると良いでしょう。

Q. 保育園・小学校の費用が先にかかるが、大学費用の積み立てを同時にできる?

A. 現在の支出(保育料・習い事など)と将来の備えを並行して行う必要があるため、優先順位の整理が重要です。まず「今の支出を把握」し、余剰分の一部を大学費用積み立てに回す設計が現実的です。

Q. 子どもが生まれた直後から始めるのが最善?

A. はい。理想は生後0〜3か月のうちに口座開設と自動積み立て設定を済ませることです。待てば待つほど月々の負担が増します。

Q. 積み立てNISAと企業型確定拠出年金(DC)は両方できる?

A. 2024年以降は原則両立可能です。ただし枠の上限が異なるため、FPに相談しながら配分を決めることをお勧めします。


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